2016年7月27日水曜日

ボボピンク


数年前から思っていたんだけれど 世の中はアイドルブームなのでしょうか?
芸能に疎い僕でもアイドルの名前やグループを耳にする 誰が人気だとかはわからないけれど 昨今アイドルが量産され過ぎではないでしょうか 量産型アイドル中に不良品混ざってるよね 量産されて良いものはザクとジムだけなのに やれやれだぜ

僕が高校生の時に流行っていたのは「モーニング娘。」だった アイドルに無関心な僕はやはり話についていけなかった 未だにどちらが加護か辻かわかってないんだもの
 
アイドルとはなんぞや?アイドルというものに興味を持ったことの無い僕はアイドルの熱狂的なファンを見て 僕もモノマニア的に熱くなれるのかと思い過去にアイドルのファンクラブに入会してみた

僕がまだ髪の毛で遊べた十年くらい前
密かに応援していた中川翔子ことしょこたんのファン倶楽部が発足した
その名も「ギザピンク」僕はすぐさまに入会した 発売されたCDも買って応援していた もちろんストロベリーメロディな気分で

僕は一つミスを犯していた 申し込み用紙に書いた住所が今住んでいる賃貸住宅ではなく実家の住所を書いてしまっていた

しょこたんファンクラブの会報が 隔月くらいで実家に送られている 僕はそれを知らずに空色デイズな日々を過ごしていた

ある日 妹から電話がかかってきた それはピンク色の封筒が僕宛で何通も届く事に ヴィアンもしかして風俗か何かにどっぷりハマってるのでは無いかと両親が心配しての事だった 僕は妹に恥ずかしながら弁解した

「もう大人なんやから 人生真面目に生きた方が良いよ はぁ」
別れの挨拶も無く 呆れたため息で電話はきられた
4歳も年の離れた妹にそんな嘆きの言葉をかけられるなんて僕の気分はギザカナシス

アイドルを理解しようとして得たものは「ピンク色の封筒が 実家に届くと母親が心配する」という事だった

ギザピンク僕カナシス 

2016年6月7日火曜日

ドレッドノート乳房


私 タケシ・ヴィアンは受け入れる男であり上り棒の快楽がわかる男 そして魅力ある球体の信望者でもありながら 大きな魅力ある球体を気づけない男でもある

木を見て森を見ず 貧乳派な僕は近くに有る巨乳を見落としている事が多い
おぉヴィアン 気づけないとは情けない

昔 店の女子スタッフにアヤノちゃんという娘がいた アヤノちゃんは巨乳だった 僕はその大きな球体がアヤノちゃんに2つも付いている事を一緒に働き始めて3ヶ月後に気がついた あんなにも良いモノを3ヶ月も気づけないなんて僕は損してました

それからというもの目線はやっぱりオッパイに まるでインターセプター 元エロレンジャーな僕の目が盗まれる 巨乳女は俺の目を盗みやがる 助手席に乗せてドライブしたら事故しちゃうね

好奇心は人を成長させる 好奇心旺盛な僕はアヤノちゃんにバストのサイズを訊いてみた セクハラなんて言わないでコレは純粋な知の追求
「Fカップ」と答えが返って来た 
彼女は第六の女 超ド級のオッパイだ
そんなにも大きのに僕は3ヶ月も見逃していた 巨乳を感知するセンサーを張り巡らせねば 触る事は出来ずとも見る事は可能 可能 スケべ心では断じてございません
汚いものを見すぎたんだ せめてもの目の保養の為ね

やはり僕は僕だ また気づけないでいた 巨乳を見落としていた

最近やっと気がついた 親友ヤマちゃんの母親が巨乳だという事に 十何年ヤマちゃんの母親が超ド級のオッパイの持ち主だと気づけないでいた

僕とヤマちゃんと友人オシゲちゃんと焼き鳥屋で呑んでいる時 僕は超ド級のオッパイの事をヤマちゃんに言ってみた
「ヤマちゃんのお母さん 超巨乳やでな アレは凄いわ わかっててピチピチの服着てるよね」
ヤマちゃんは不快な顔をして言う
「ヴィアンよ 人のオカンの事は言うなや 身内の事はアカンやろ」
焼酎のロックを飲み干しオシゲちゃんはつぶやく様に言った
「俺はイケるけどな」
何言ってんだよコイツ 場はやはり沈黙した

僕も気がついたしヤマちゃんも勘付いた オシゲちゃんの目がギラリとハンターの目になっていた事を一点を見つめるその顔は女体の狩人 獲物は友人の母親

無類の女好きのオシゲちゃんは女性のハート・ロッカー 穴があれば誰でも入れるモグラスタイルの彼は友人の母親でもインアウト インアウトしかねない
 
そう僕は気づけない男 オシゲちゃんは女体の狩人 そしてヤマちゃんは母親の守り人

「君は守りぬく事が出来るか?」

2016年5月26日木曜日

スメルハラスメント No1


ことわざの「臭い物には蓋をする」

臭い物に蓋をして隠してしまいたい気持ちは僕も理解できるけど 根本をどうにかしないと隠したと思っているだけで 他に気付かれてるかもしれないし 臭い物がさらに増長して蓋を押し上げる場合もある

一時しのぎはダメだ 嫌でも元からどうにかしないとダメだ 蓋でもダメなら消し去りたい でも社会ではそうもできない事が多い

勤務先のカフェでもデリートしなければいけない臭い物が有る
それはこのカフェのマスターだ
 
いやいやマスターをデリートしたいと 思っているのは数人の女子スタッフであって 僕がデリートしたいのはマスターの口臭ですよ
本当に臭い その悪臭 小動物なら即死するレベルじゃないかな 至近距離なら花も枯れるね たぶん

昔に働いてた女子スタッフヒロコちゃんが店に来た 可愛い子供を抱いて マスターは挨拶がてらにヒロコちゃんの腕に抱かれた赤ちゃんを褒めた「ヒロコよく似て可愛いね!」
すると抱かれていた赤ちゃんが号泣した ホールに響き渡る鳴き声

顔を真っ赤に泣きわめく赤ちゃん うろたえるマスターとヒロコちゃん その様子を見て厨房のスタッフKがつぶやく
「アホが そんな至近距離でマスターのブレスくらったら泣くに決まってるやん 我が子大事にせなアカンわ」
そう マスターの口臭を嗅いだ赤子が大泣きした 恐るべし口臭兵器

過去に僕はマスターの口臭について女子スタッフ数人に相談された事がある その度に僕は
マスターは両親譲りの酷い歯槽膿漏で口臭は仕方ないので優しい目をよろしく」
「マスターはスカトロジーの嗜好があると噂で聞いた 皆 色んな趣味あるしね」
「話す時に息を止める練習しておくれ」
などと苦しいフォローしていた

長年マスターと仕事を共にしていると マスターと話す時に適度な距離を保ち 少し息を止めるのが自然と出来るようになる むしろ出来なければいけない じゃないとまともに会話出来ないからね

赤子をも泣かすほどのマスターの口臭でも流石に成人男性になると泣きはしない しかし直撃してしまうと軽く嘔吐しそうになる 口臭ホルダーのプロフェッショナル侮れない

うっかり厨房スタッフKは息止め呼吸をよく忘れ マスターの口臭を直撃している そして「オエッ!」と嘔吐するのを耐えている
「ヴィアン君 二日酔いの時マスターのブレスくらったら吐いてしまうかもしれへん」厨房スタッフKはゲロを吐きそうな顔で僕に弱音を吐いた

本日 厨房スタッフKは二日酔いで出勤しマスターの口臭を深く吸い込み
「オエッ!オエッ!オエッ!オロロッ!」まるで一人カエルの合唱 最後もしかして一口くらいリーバースしたんじゃないかな

厨房に漂うマスターの口臭 響き渡る「オエッ!オエッ!」のメロディ 清潔な厨房をスタッフKの嘔吐物で汚されるくらいなら
臭いの元をどうにかしないといけない

臭い者に蓋をしたら窒息死してしまうし 遠回しにブレスケアあげても飲まないし もうストレートに口が臭いと気づかせてあげるしかない
マスターの心が傷つこうがかまわない 僕達の鼻腔の方が傷ついてる

そう今 デリカシーの壁を越える時 僕は言葉のナイフを握りしめ
「それがみんなの為だから」と心で呟いた

2016年5月18日水曜日

ブスとチワワ


昔に僕は犬を飼っていた 茶色のシーズー犬は家族に愛されていたと思う 唯一不憫だったのは「ウニ」と海産物の名前を付けられたくらいだろう
犬好きな僕は今もたまに思い出す

愛玩動物は可愛い 癒やしさえ与えてくれる でも可愛い小動物は取り扱い注意だ

そう僕のような人相の悪い人間にとっては 子犬と戯れる僕 絵面が駄目だ 極悪フェイスが満面の笑みで子犬を抱く ムツゴロウスタイルでナデナデ そんなシーン誰かに見られてたら洒落にならない
Imagine 濃い悪人顔の僕が可愛い子犬とじゃれ合う姿 ジョン・レノンもびっくりだ いや やはりImagineしないでください

愛犬ウニと仲良く戯れる僕を見て 母親は言った「あんた そんな顔して・・・・」と言葉途中に大笑いした 子供に泣かれる様な顔の僕が可愛い子犬と遊んでも良いじゃないか そしてこの顔に産んだのは貴方だ 製造元にも嘲笑われるなんて
 
可愛い子犬は取り扱いが難しい 極悪フェイスの僕とセットならシュールな絵面で肉親にまで辛辣な言葉を投げかけさせる


僕は職場のカフェまでの通勤路 親友ヤマちゃんの美容室の前を通り通勤する
厨房で労働と社畜のダンスを踊りきり クタクタで帰路に着く時に美容室の駐車場で立っている女の娘をよく目撃する

僕は少し気になっていた それは可愛い女の娘だからではなくて 二度見するくらいの不美人だからだ
その女の娘は30歳手前くらいでケバケバしい化粧で小太り 可愛いチワワを抱いてよく立っている 駐車場で友達を待っているのか可愛いチワワの散歩なのかわからないがよく見かける デブでハデな服装だから目につくんだよね

僕はチワワを抱いた香ばしいクリーチャー娘の事をヤマちゃんに訊いてみた それは店の横に住むウラノさん家の一人娘だそうで 店の駐車場をよく待ち合わせ場所に使っているそうだ

ヤマちゃん 彼は不美人に容赦ない男の一人だ ヤマちゃんは熱く語りだす「ブスが子犬を抱く行為」について少しの怒りをのせて

「ブスが子犬を抱いては駄目だ 子犬の可愛いらしがブスをさらに醜く映す 可愛さと醜さの落差がブスを全面に押し出す 主張するブスは嫌いなんだ ブサイクに可愛いメイクをするほど残酷なものはないだろう?それと同じさ 可愛い子犬を抱く自分を客観視できないブスは僕をイラッとさせるんだよね」
ヤマちゃんは少し間をおいて 決め台詞のように大声で吠える

「ブスは可愛い子犬を抱くな ゴミ袋持ってろ!」

無茶苦茶である ブスであろうが子犬くらい抱いたって良いじゃないか ゴミ袋を抱いてる方が問題あるだろ
本当に可愛い愛玩動物は取り扱い注意だ
心ない迷言さえ飛び出してくる

さぁ僕は何を抱けばいい?

2016年4月29日金曜日

ダメな業者と食いしん坊な彼


粗野で野蛮 居丈高に喋り 無茶な注文をするマスターは「業者の事を人間と思っていない」と言われるくらいだ

悲しいかな引き寄せの法則か このカフェとの関わりのある業者は
残念な人が多い はっきり言うならばアホが多い 怒られるには訳がある
きっちりと仕事をこなすのは めいらくグループのヤマモト君くらいだ
 
先月 店のフライヤーが壊れた 油の温度が上がらない 揚げ物が
提供できないランチタイム 朝に修理業者を呼んだが「すぐに向かいます」と言ったがランチタイム終わりにもまだ来ない

夕方 のこのこと修理業者が「遅れました」の一言と共にやってきた
「遅れるんやったら 電話の一つでもかけてくれよ」僕は少し苛ついていた
「すいません 先に1件修理に行く所あったの忘れてまして」修理業者は謝りながらフライヤーを点火した

10分後 油の温度が上昇した頃に
修理業者が僕の所に来て言った
「すいません 油の温度測る 温度計忘れてきました」
「お前 ここへ何をしに来たんや!」さすがの僕も怒る
「でも こんな場合はサーモセンサーが壊れている時が多いのでセンサー交換したら大丈夫だと思います」
「ほな サーモセンサー交換してよ それで治るんやろ」僕は心を落ち着かせて言った
「油が熱いので無理です センサー交換は無理です 持ってきてるんですけどね」即答する修理業者
「フライヤーの油 捨てるわ 僕が油抜いたるから 熱が冷めたらセンサー交換できるやろ?」
「いや 無理です」
「えっ?修理に来たんやろ 修理してよ」僕はたぶん眉間に皺が寄っていたと思う
「冷めるまでに時間かかりますやん もう5時ですしね帰らないと」
フライヤーに点火し 温度計を忘れサーモセンサーが悪く交換だと言ったのも修理業者だ すぐに向かいますと言って 夕方に遅れて店に来たのも修理業者だ
「修理はまた次回ということで今回は出張費用だけお願いします」ヘラヘラ笑う修理業者に僕はもう限界だ 滅多に怒らないタイプの僕の本領発揮だ
「フライヤー冷めたら交換出来るんちゃうんか 遅れて修理出来れへんのやったら違う日に予定組んだら良かったんやろが お前仕事する気有るんか・・・・」
怒る僕の声を遮り マスターの怒号がカットインする「お前 仕事辞めてまえ!こっちは保守契約の金払っとんねん!」
業者の事を人間と思っていないマスターの参入だ 1番怒れるタイミングで入ってきたマスターはネチネチ説教のプロフェッショナルだ 二人で泥試合をエキサイトしてればいい 怒るのは疲れる ボンバイエ!

先日 取引先の食肉業者が食品のサンプルを持ってきた 彼は横を刈り上げた短髪ピーターアーツリスペクトな髪型をしてるので 店の皆からピーターと呼ばれていた

残念ながらピーターは仕事のできない人種と烙印を押されている
配達時間を毎回30分から遅れてくる そして注文した品物を間違える事も度々 注文した肉を忘れる事も多々ある そんなピーター信頼なんか出来る訳がない

ピーターの持ってきたサンプルは僕が前に頼んでいた物だ 「生ハム」と「モルタデッラ」を注文していた
しかし サンプルを見てびっくりした ピーターの持ってきたサンプルは「焼豚」と「角煮」だった
マジかよコイツ カフェだぜここ 中華料理屋と間違えるんじゃないか そもそも思考が大丈夫か

僕はピーターの脳ミソの心配をしつつ言う「もうええわ この試供品持って帰ってよ・・・・」
呆れる僕の言葉を遮り マスターからのカットイン「焼豚と角煮 俺がまかないで食べるから置いていけ!」
食いしん坊なマスターの叫び声 ピーターを怒鳴りつけサンプルをマスターはゲットした
 
ピーターはやはり侮れない焼豚の試供品は真空パックが破れ 賞味期限間近で灰色に変色し悪臭を放っていた 人も物も腐ってやがる
「マスター焼豚食べるん?たぶん腐ってるでコレ」僕はしかめっ面でマスターに訊いた
「腹減ってるし食べるよ イケるやろ」マスターは皿に焼豚を盛りつけながら言った
僕は腐れた焼豚を食べるマスターを止めようとはしなかった 食い意地のはった挑戦者に諫言は無用だからね

マスターは腐った焼豚を食べ 次の日 全身ブツブツ蕁麻疹がでた ボリボリ肌を掻き毟り 厨房で悶絶するマスター

その日以降 マスターはさらにピーターに強く当たるようなり 汚い肌が更に汚くなった

食いしん坊なマスターが悪いのか ダメな業者が悪いのか アンサーの無いクエスチョンだ
どちらが悪いなんて考えたくないし わからなくていい

僕がわかるのは両方ダメという事だけ