年に数回 白い手袋つ着けた女性が来店する
落ち着いた佇まいでいつも大きなツバの帽子をかぶっている そして座布団を持ち込み 持参の除菌スプレーをテーブルに散布して席につく そしてカバンからお箸を取り出して モーニングセットたべる
落ち着いた佇まいでいつも大きなツバの帽子をかぶっている そして座布団を持ち込み 持参の除菌スプレーをテーブルに散布して席につく そしてカバンからお箸を取り出して モーニングセットたべる
めったに来店しないのだけれど 潔癖症のお客さんは珍しいのとブルジョワジー漂う 女性なので僕はよく覚えている
潔癖症なのに外食出来るんだ と僕は思っていた
潔癖症なのに外食出来るんだ と僕は思っていた
僕は潔癖症同士の対談が見てみたい 双方にとってお互いが汚い存在に映るのだろうか お互い潔癖症なんだからキレイな存在じゃないの 自分以外は駄目なんだろうけど 別に人それぞれ潔癖症であろうが僕には関係ないですね
目に見えないものを除菌する 手袋のマダムは一つミスを犯している そのモーニングセットとハート模様のカプチーノはこんなにも心が ダーティーな僕が作っていると言うことをね
ある意味汚れてますよ そのモーニングセットは
書いてて悲しくなってきた
僕の心も除菌プリーズ
ある意味汚れてますよ そのモーニングセットは
書いてて悲しくなってきた
僕の心も除菌プリーズ
僕と友人オシゲちゃんと親友ヤマちゃんはよく鍋パーティをする 開催されるのはオシゲちゃんの家が多い
友人オシゲちゃんは友達思いの良い奴で 鍋を食べて酔っ払った僕達を家に泊めてくれたり お風呂まで入浴させてくれる
友人オシゲちゃんは友達思いの良い奴で 鍋を食べて酔っ払った僕達を家に泊めてくれたり お風呂まで入浴させてくれる
優しいオシゲちゃんはハートロッカーで不美人達のメシアでもある 男前なオシゲちゃんはいつも多数の女性とお付き合いをしている どんな穴でも入れるモグラスタイルが仇をなしオシゲちゃんのオシ ゲラバーズは奇天烈なフェイスに偏っている
そして鍋パーティをする時 オシゲラバーズの誰かが出現する事が多い
今回はパワータイプのライオネス飛鳥系の彼女が出現した ライオネス彼女はオシゲちゃんいわく「顔はブスだけど心は天使」 だそうだ オシゲちゃんとライオネス彼女は高山VSドンフライ戦を二人で再 現するくらいに仲が良い 勝敗は前記事に書いてあるので気になる方は読んでください
今回はパワータイプのライオネス飛鳥系の彼女が出現した ライオネス彼女はオシゲちゃんいわく「顔はブスだけど心は天使」
鍋パーティの中盤からライオネス彼女は参加した 優しい不美人な彼女は手作りのハンバーグとおにぎりを持ってきた
料理人の僕から見ても良くできたハンバーグだったし海苔で巻いた おにぎりは美味しそうだった
あんなにも「お腹が空いている」 言っていたヤマちゃんはライオネス彼女の差し入れに手を付けなか った
料理人の僕から見ても良くできたハンバーグだったし海苔で巻いた
あんなにも「お腹が空いている」
仕事終わり電車に乗って鍋パーティに直行した僕にオシゲち ゃんはお風呂を勧めてきた
「疲れお風呂で落としておいでよ」 優しいオシゲちゃんの優しい言葉 僕はその言葉に甘えて入浴した
「疲れお風呂で落としておいでよ」
お風呂あがりでキレイでサッパリの僕を見てヤマちゃんは汚れた物 を見る目で僕を見た
こう見えてもきれい好きな僕だ 毛むくじゃらなボディはパーフェクトウオッシュ済みだぜ なぜそんな目で僕を見る
こう見えてもきれい好きな僕だ 毛むくじゃらなボディはパーフェクトウオッシュ済みだぜ なぜそんな目で僕を見る
鍋パーティを楽しみ 僕はヤマちゃんの車に乗り込み帰路に着いた
帰り道 車の中でヤマちゃんは言った
「ヴィアンお前よく食べれたな ライオネス彼女が握ったおにぎりよ」
「そら食べるよ お腹すいてるもん」ヱビスの缶ビールを飲みながら僕は言った
「ライオネス彼女はええ奴や それは俺も認めてる でもブス握ったおにぎりは食べれれへんわ せめて焼きおにぎりとか火を通してもらわんと無理やろ」
ヤマちゃんはまた汚物を見るような目でおにぎりを食べた僕を見て言った
帰り道 車の中でヤマちゃんは言った
「ヴィアンお前よく食べれたな ライオネス彼女が握ったおにぎりよ」
「そら食べるよ お腹すいてるもん」ヱビスの缶ビールを飲みながら僕は言った
「ライオネス彼女はええ奴や それは俺も認めてる でもブス握ったおにぎりは食べれれへんわ せめて焼きおにぎりとか火を通してもらわんと無理やろ」
ヤマちゃんはまた汚物を見るような目でおにぎりを食べた僕を見て言った
コイツ最低だ そうだヤマちゃんは不美人に容赦のない男 不美人それが友人の彼女だとしても徹底的にポリシーを曲げない男
ブスの握ったおにぎりは食べれない 火を通して焼きおにぎりでギリギリのラインな男 しかしライオネス彼女が作ったハンバーグにも手を付けなかったの を僕は知っている
ブスの握ったおにぎりは食べれない 火を通して焼きおにぎりでギリギリのラインな男 しかしライオネス彼女が作ったハンバーグにも手を付けなかったの
「あとヴィアン オシゲの家で風呂入ってるけどお前ちゃんと身体洗ってるんか?」 ヤマちゃんはいぶかしげな顔をして僕に訊く
「当たり前やろ 見かけで判断するな 足の先までゴシゴシや」
僕の発言を聞いてヤマちゃんは呆れた様子で僕に言う
「ヴィアンお前何にもわかってないわ あの風呂ライオネス彼女も入ってるんやで ボディスポンジなライオネス彼女も使ってるやぞ あのスポンジは汚れてるのも同然や ヴィアンは身体洗ってるん違うんや むしろ身体汚してるんやぞ」
「当たり前やろ 見かけで判断するな 足の先までゴシゴシや」
僕の発言を聞いてヤマちゃんは呆れた様子で僕に言う
「ヴィアンお前何にもわかってないわ あの風呂ライオネス彼女も入ってるんやで ボディスポンジなライオネス彼女も使ってるやぞ あのスポンジは汚れてるのも同然や ヴィアンは身体洗ってるん違うんや むしろ身体汚してるんやぞ」
本当にNo more不美人スタイルを徹底してやがる ヤマちゃんの中ではスポンジに石鹸でも落ちない汚れが付いてるら しい
彼は潔癖症でもなんでもない 思いやりが欠如してるだけだ
あぁ僕にユニークな力が有れば出来るのに
彼の心にファブリーズ シュッシュッシュッ
彼の心にファブリーズ シュッシュッシュッ
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