地獄に落ちる夢をみた まさに阿鼻叫喚 背中から足の裏までに汗びっしょりで目覚めた昨日の朝
閻魔様に下を抜かれるくらい嘘はついてきたし悪業を重ねてきた僕
怖い夢を見て洗面所 寝汗でびっしょり青い顔 寝癖で歯磨き むくんだ腫れぼったい目で眺める鏡に移る中年ヴィアン これもまた地獄絵図
幼い頃に読んだ絵本や童話 「ねないこだれだ」「ぐりとぐら」「おしいれのぼうけん」
子供の頃によく見た前「日本昔ばなし」
読んだり観たりしたとは認識してるのだけれどユルユルな僕は物語
お尻をだしたら一等賞にはならず でんでん でんぐり返って社会からバイバイ バイ お家には帰れない中年男性に成長した僕も結末を覚えている話があ
それは「蜘蛛の糸」と「地獄の人参」
共によく似た話で地獄をテーマにしている 幼い時の地獄に対する恐怖からか罪深き僕の終の場所への暗示なの
「蜘蛛の糸」
お婆さんは極楽に行きたいと閻魔様に交渉する 生前おこなった善行それは托鉢僧に腐った人参をあげた事 地獄に出現した腐った人参にすがれと閻魔様は言う お婆さんが腐った人参を掴むと極楽へ浮かび上がる 極楽へ登っていると地獄の亡者達もお婆さんの足を掴み極楽へ行こ
悪人は極楽には行けない 悪い心なかぎり極楽には行けない
死んだら地獄行き予定の私めは地獄に落ちてもすがりたいし足掻き
僕にはジュン君という知り合いがいる
彼は焼き鳥屋チェーン店で20年間アルバイトのポジションで居座
ジュン君は蝶結びが今だに結べない頭脳の持ち主で人から驚かれる
おまけにチビでハゲで小太りなジュン君は悲しいスペックでこの世
しかしジュン君は明るく性格が良いので友人が多く人気者だった
「ヴィアン呑みに行こう!」ジュン君からお誘いがあり アルバイト先の焼き鳥屋に行く事になった
ジュン君は家まで迎えに来て開口一番 僕に言う
「昨日 風呂に入ってないんや ヴィアンお風呂貸してくれ シャワーで頭だけでも洗いたい」
汚い!訳がわからない そんなに急いでないのだからお風呂に入ってから迎えに来いよ 僕は渋々 小太りな汚物中年にお風呂を貸してあげた
「ヴィアーン!バスタオル貸して」数分後 お風呂場からジュン君のマヌケ声が聞こえてきた
そうだバスタオルは干してありまだ乾いていない 親友山ちゃんから貰ったイエモンのライブグッズ 大切にしている大好きなイエモンのタオルしかなかった
少しの仏心 仕方なくジュン君に貸してあげる事にした
脱衣所に裸のジュン君が立っていた 僕は驚き声が出た
「汚すぎるやろ!何よその尻は!」
ジュン君の尻は汚すぎる カビ生えてるんじゃない?汚れた茶色 薄紫の斑点や赤紫の吹き出物 不快な色のコントラストと無数の灰色クレーターでジュン君の尻は
嘔吐しそうになった 二日酔いの寝起きだったら吐いてるレベルだ
「オエッ!ちょっと待って その汚い尻をタオルで吹くつもり?ドライヤーで全身 乾かせばええんちゃうかなぁ」
僕はタオルを貸すのをためらった
「当たり前やろ なんの為のタオルや」
ジュン君は僕の手からタオルを奪い取り身体を拭き始めた
あぁ死んだ
吐き気をもよおす尻 小学生なら泣き叫ぶような汚い尻を拭かれて
タオルが死んでいく
火炎放射器でジュン君の身体を乾かしたい気分さ ファイヤー!
思い起こせば地獄に落ちた時の閻魔様との交渉材料が肌の汚い小デ
汚れちまったタオル 大切にしていたイエモンのタオルにすがり極楽へ登っていく事が出
極楽への途中 新型ウイルスに侵された様な汚い過ぎるジュン君の尻を思い出しな
こんな悪心だから僕はやはり地獄行きだとブログを書きつつ再確認
ワンチャンス皆無
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