2015年7月26日日曜日

愚痴と共に去りぬ


「石の上にも三年」「継続は力なり」言葉どおり積み重ねは大切 僕の苦手とする所です 自分を変えていかないと。

職業に関してもそうだ 経験を積み技術を向上しないと何年も労働する意味がない
しかし職場が劣悪な労働 掃き溜めの様な人間関係 そんな職場ならすぐに辞めても良いと思う。
得るものが無いからだ しかしある程度 勤務を続けた方が良い 次の職場が良いか悪いか区別出来ないからだ そして転々とする職歴は次の就職の妨げになりやすい。
大切なのは自分の性能で積み重ねた努力や肩書き無しには良い就職先に勤める事もままならない
見方によっては根気の無い無能な人間がごみ溜めの様な職場からまた別のごみ溜めを移動しているように 見えるかも知れない。

仕事というものは難しい 僕のスペックでは厨房で毎日労働とダンスする社畜にしかなり得ませんでした 若い頃に積み重ねたのが快楽と汚れだけの僕には似合いの場所だ 料理作るのが好きなのが救いですね
僕が生まれた時に神様が幸福の種をたくさんギフトしてくれていたら 今頃 海沿いの町の別荘で眼の大きい小柄なあの娘とグラスとベッドの予定だったのに アーンラッキーですね。

7月で女子スタッフが辞める アルバイトの女子高生だ「部活が忙しくなりアルバイトする時間がない」の事らしい。
僕は知っているその退職理由が嘘だという事を本当はこの店のマスターの事が嫌いで辞めるという事を 何故ならば「私 マスターが苦手で辞めるかも知れません」と事前に僕に報告していたからだ。

ホールの女子スタッフは辞める頻度が高い 2割は仕事が合わない 二日目から出勤しないそのままフェードアウト 8割はマスターの事が苦手 嫌い もうあの人無理!が主な理由だ。
僕は歴代に辞めて行った女子スタッフ達から相談を受けていた いや只の愚痴を聞いていた 僕はマスターの事が嫌いではないので軽い板挟み状態だ しかし相談は聞いてあげないと。

「ヴィアン君 私 時給少なすぎませんか? ちょっと不満あります」
わかった 了解 Oちゃんは良く頑張っているよ マスターに1回言ってみるわ

「私 マスターが理不尽に怒鳴ったり 気分屋なのが凄く疲れます」
そういう人はどのこの職場いっても一人は居てるよ それがここのマスターなだけ でも僕もなるべくかばってるよ

「Fちゃんに対してだけ マスター凄く厳しくないですか あれは酷いですよ」
まぁ マスターも自分で俺は女と子供と小動物に強いんだって言ってるし それの主張ちゃうかなあ 僕はマスターにスタッフ平等に接しなければアカンよとは言ってる

「マスター 口臭い」
いやぁ 臭いの事は許してあげてよ 両親も歯槽膿漏だから必然的にマスターもモルボルブレスになってしまう でもコレばかりは我慢しても言いずらいかな・・・スマン

「マスター 肌凄く汚い」
それに至っては 何も言えないかな 治らないコンプレックスを治せと言うのも厳しいね ほら 左の頬の大きなシミ アルマーニのブランドロゴみたいやん 格好良いよね・・・ゴメン 無理あった。

「マスターのいらっしゃいませを聞くだけで 嫌な気分になります」
マスター憎ければ袈裟まで憎い もうここまでくると辞めた方がいいよ かなり精神的にキテるね 無理しちゃ駄目よ

口臭いと肌汚いは相談や愚痴ではなく 完全に悪口ですね
そう ホールの女子スタッフにしたら この店は掃き溜めの様な職場なのかもしれない いや たぶんそうだ。
タケシ ヴィアンは掃き溜めから飛び立つ女子スタッフを何人も見送ってきた 次の職場は良い就職であれと見守っている。

そして 掃き溜めに舞い降りた美しい鶴 鋭い目をした美しい主婦Aちゃんとスタイル抜群のIちゃんが飛び立って行く事を怯えている いなくなり本当の掃き溜めになってしまう事を恐れている。

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