2015年5月27日水曜日

海が嫌いなら 山が嫌いなら 都会が嫌いなら,,,


勝手にしやがれ!
バーボンを片手に背中で聴いている訳でもないんですけどね。

昨日電話での会話 友人は言った「ゴダールの映画(勝手にしやがれ)の面白さがわからない」
なら仕方ない わからないなら仕方ない。
僕は「勝手にしやがれ」が大好き 何が面白いかと言われれば 僕は博識ではないので他の映画や監督や俳優を引き合いにだして語れないけれども 何が好きかは 映画を見た自身が決める事だと思う 否定も肯定もされることもない 自分が決めれば良い 。
僕は博学で優秀 運動神経も抜群 明るくて皆のリーダー そんな主人公も好きだけど 犯罪に手を染め 情けなく男性として駄目な主人公も好き。
何年も前に見た映画の事を書くので色々なシーンがあやふやかも知れないが ベットの上でミシェルとパトリシア サングラスを掛け合う
そのシーンで僕はどっぷりハマった チープなストーリーでも僕の感性に響いたらa bout de soffleだ!
僕は長年悩んでいたミシェルの最期のセリフ「まったく 最低だ。」について。
その言葉は警官を通してパトリシアに届く「あなたの事を最低だと言っています」警官は言った。
パトリシアは唇を親指で軽く触れながら動かす 端から端へ パトリシアは呟く「最低って何のこと」そして映画は終幕。
「まったく 最低だ。」この言葉はミシェルは自分自身への言葉なのか?パトリシアに向けた言葉なのか?それとも警察が勝手に解釈して伝えたのか?
それによってミシェルの人物像がかなり変わる 僕はミシェルが自身へ発した言葉であってほしい。

自宅の一室 今 この部屋は空気が重い 僕がお酒を飲みながら悲観な心で沈んでいるからだ 悲壮が心をギュッギュッと締め付けてくる。
昼頃からの雨が僕を悲しい気分にさせた訳ではなく 大雨は少し不快なだけで嫌いじゃない 今日 ほんの少しの出来事が僕をそうさせた。
午後に知り合いの女の娘が店に来て少し話しただけなんだけど。

外が雨が降っていたなんて 厨房でいる僕は気付きもしなかった ランチタイム 食事を作っている僕を呼ぶ声がした
「ヴィアン 久しぶりやなぁ」
高校からの知り合いのU子だった 店に友人と二人でランチを食べに来た。
僕の女性の知り合いが来ると「ヴィアン あの女の子紹介してくれよ」と言ってくる店のマスターは今回は何も言ってこなかった マスターは怖じけづいていた 理由は簡単 U子が美人だからだ。
「俺は女 子供 小動物には強いんだ」と言っていたマスターはもういなかった。
だから君は可愛い娘とファック出来ないのだよ。

U子が会計を済ましている時 僕は少し話をした
「最近 この辺に引っ越ししてきたから また来るね」少し笑顔でU子は言った。
「おう 暇なときでも食べに来てな」
僕より1つ歳上で35歳になるが 相変わらず美人だ そして手を振り振り 二人ニッコリ 笑顔でバイバイ。
僕は見逃さなかった U子の白い腕に有った無数の傷を ファンデーションで隠そうとしていたがリストカットの痕はうっすらと浮き出していた。

外はどしゃ降り リストカットの痕 病んだ友人を思いだし 僕はこの部屋をどんより重くしている。
三年前にU子と会ったとき「子供が中学生になって大変だけど嬉しい」と楽しそうに言っていた この三年の間に何が有ったのだろう 消えない傷を無数に腕に残すくらいに嫌な事が有ったのだろうか。

僕は心配していた そんなにも心配なら すぐにでも電話でもしてあげたらどうかと思うかも知れないが それは出来ない 今夜の僕は先日買った紗倉まなちゃんのAVを手に取り開封しなければならないからだ。
高校時代からの友人の心配よりも自分の性欲の方が勝ったんですよねコレは。
でも少し言い訳させて欲しい 紗倉まなちゃんが可愛いから駄目なんですよ AVのタイトルも「生尻の誘惑」ですよ そら誘惑されますって。
スマートホンの電話帳を開き 通話をタッチするよりも スマートにパッケージを開き 再生をタッチする方を選ぶ僕,,,

くわえ煙草で映画「勝手にしやがれ」のジャン・ポール・ベルモント気分 格好悪く決めるぜ!
「まったく 俺って最低だ。」
それは知ってる
親指で唇を軽く触れ動かしながら端から端へ タケシヴィアンは呟く「最低って何のこと」

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