2015年9月22日火曜日

サマーヌードな聖なる地


「モグラは穴を掘って太陽を探している 時に地上にたどり着くが 太陽を見たとたん目は光を失う」
映画「エル・トポ」の冒頭の台詞である
憧れが目を焦がす そして光を失ってしまう。

僕はワクワクしていた 遠足の前日の小学生 はたまた中学生の初めてのデート前の様な訪れる期待を楽しみにしている
「何をドキドキして待ってるんだ エロ中年」等と言うことなかれ
来る9月26日 そう日本のホーリーマウンテン高野山でチャリーティコンサートが開催され 敬愛する吉井和哉さんが出演するからだ
それはそれは思春期から今の今までイエローモンキーファンの僕にとっては歓喜しかないのである
叫びまくるぜ!ロビーン!ヤバイぜロンスン!

僕の親友Yも同じくイエモンチルドレンだ 経営している理髪店を休み コンサートに出動する予定だ
建前上「友人の結婚式に出席する」と従業員に言ってあるそうだ
「もし機会が有れば 吉井さんなら尻の穴 貸してもええ そのつもりで行く」親友Yは前も後ろも隙の無い発言をしていた 興奮のベクトルは未知の方を指している

そして私 タケシ・ヴィアンは26日 休むのを保留にされている身だったりする
スケベで髭もじゃアラブフェイスの僕だが一応 厨房を任されている
僕が休むとなれば マスターは昼で店を閉めたり 臨時休業をする時がある そして二日分の料理の仕込みを頼んでくる そうなると僕がフル稼働のフル過労だ
土日は稼ぎ時だ  さすがの僕も休むのは気をつかう しかし今回ばかりは休ませていただきたい
身内を亡くならし告別式だと言い休むのは気がひけるし 田舎町だと嘘だとすぐにバレる
過去に働いていたサイコパスガールN山ちゃんは休日予定の日に店のスタッフが足らず 無理に出勤させられ「この店 火事にならないかな 誰が放火してくれたらいいのに」とサイコパス全開な発言をしていたが 紳士な僕はその考えには賛同できない。

吉井和哉 トム・ウエイツ デヴェンドラ・バンハート僕が生きている内に会いたい人達の一人がコンサートをする
ならば 行かなくては 仕事を休んでまでも そして幼い頃の登り棒 気持ち良かったかどうか訊かなくては 勿論 吉井さんなら気持ち良かったと言ってくれるはず

26日 僕は憧れに会いに行く予定
憧れが身を焦がし 僕は光を失う事はなくキラキラ輝けるはず

26日 僕は風邪をひく予定 ゲフンゲフン。

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