2015年4月6日月曜日

ディア・チミノ

映画は素晴らしい 総合芸術と僕は思う 映像 音楽 人物 物語 混じり合って心に物凄く響く。

ヴェンダース監督の「パリ、テキサス」冒頭の荒野を歩くキャップをかぶった男  薄汚れた姿 蛇革の靴  ズームアップされる砂漠 歩き続ける男,,,
冒頭の映像 僕の心は一瞬で奪われた 映像美は大好きだ。

ナスターシャ・キンスキー エロチックですよね あのおっぱい大好物です 駄目だクールに決めたい本題に戻ろう。
ジャームッシュ監督のデッドマン
ウィリアム・ブレイクとノーバディ ニール・ヤングの音楽とモノクロの映像 フロンティアのアメリカ 花売りのセル 淡々と進むロードムービー 最高だ。
ウィリアム・ブレイクに心情を重ねても僕はウィリアム・ブレイクには成れない 当たり前だ
「タケシ・ヴィアンか?」そう聞かれて「そうだ」と言い ピストルを取りだし胸を撃ち抜く そんなクールでインディアンの聖地に送られる男には成れない。
しかしウィリアム・ブレイクは僕の心に響き 感性に影響を与えてくれる。

おでんの美味しい小料理屋 親友Yと僕は呑んでいた 。
蜜柑日本酒なるものを初めて飲み これ甘くて口当たりが良い 女の子酔わすのには最適じゃね。ゲスな事を考えながら おでんの大根をつついていた。
ルワンダの紛争 及び難民 部族問題について 二人で語り合い ホワホワ良い感じに酔ってきた 。
本当は「最近のAV女優可愛い子多いでなぁ」「紗倉まなエエわぁ」AV8割 性的嗜好2割 エロトークで盛り上がってただけである。

さて いざキャバ倉と早々に会計を済ませて外に出た 駐車場までフラフラと歩く ヒンヤリ冷たい路地 薄暗い街灯その下でずるりとスリムパンツを下ろし 親友Yは下半身を露出した,,,「フォオオオィ!♪」ノリがある叫びと共に そして電柱の横に仰向けで寝そべった。
普通の人ならなんだこれ アッパー系でもキメてんじゃね?と思うかも知れないが 僕は裸族系男子は友人Oのおかげで慣れっこだ。
そして親友の僕は 彼の露出行動に心当たりがあった
「おい ディア・ハンター観たやろ?」
一週間位前 親友Yにマイケル・チミノ監督「ディア・ハンター」のDVDを貸してあげたのだ 。
「そう マイケルや デ・ニーロ デ・ニーロ」 寒空を眺めながら 少し笑顔で親友Yは言った。

壮行会終わり 酒に酔い服を脱ぎ捨て走り 道路に寝転ぶマイケルは親友Yの感性に響き デ・ニーロが脱ぐなら俺もええやろ と影響をあたえた。
三島由紀夫の小説を貸すと 数日後 本棚に「若きサムライの為に」が並べられるくらいに親友Yは影響されやすい。

親友Yはその日から酒を呑むと脱ぐようになった。

素晴らしい映画は心に残り 影響をあたえる
 「ディア・ハンター」一本の名作が 本日 寒空の下に1人の裸族を生んだ。

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