2015年4月7日火曜日

ボルサリーノ必須


ヘアースタイル 髪型は大切で自分にに合う髪型を探した方が良い。
しかし大切なのは顔でその顔に合う髪型を探した方が良い。醜男でも男前でも。探さない方が悪い。
すだれ禿げが似合う男性ならもう死んだ方が良い そういうのが似合うのを納得して生きるなら死んだ方が良い。
可愛い女の子がすらりとした美少年を選び その背中眺める青春。
ハゲは罪だ 大きなハンデだ
そして僕は すだれがフィットして外見を気にせず生き 死ななければならない予備軍だったりする,,,

前線は後退し 僕のおでこは不毛地帯 猫の毛一本もない
しかし 不毛な戦争は僕の額で緩やかに続いている そして止める術も知らない。
若かりし時 僕は頭髪を金色・銀色・桃色と高橋真梨子チックに脱色&カラーリング。
そして白髪・銀髪・ドレッドヘアー・ロッドでクルクル チリチリヘアーと遊びあるヘアースタイルを楽しんでいた。
前線は疲弊した 指揮官は髪型で遊んている。
それは後退させる理由に他ならない 認めたくないものだな 若き日の過ちと言うものを,,,
だが 認めざるを得ない。悲しい。

富士額のおでこはマクドナルドのマークの様に丸みを帯びていた
時が経つにつれバットマンのマーク 鋭角に切り込んできている 助けてジョーカー!ジョーカーは負ける それも知ってる 誰も助けてくれないのも,,,,,,ジャック・ニコルソンはもういない。

健康志向に凝っていた五年ほど前 コンビニでサプリメントを買い 野菜ジュースを手に取ろうとした時
「なぁ兄ちゃん」
背後から天龍源一郎の様な声で呼ばれた。
振り替えるとクリクリパーマで藪にらみ ライオンがペイントされたシャツ チカチカする配色の花柄のパンツ まさにザ・オバハン きっと配偶者はチンピラに違いない。
「兄ちゃん気合い入った髪型しとるな よう似合っとるわ」源一郎ボイスでオバハンは言った。
どうやら僕の髪型を誉めてくれてるらしい クリクリパーマで小さなブロッコリーみたいな髪型の僕より おばちゃんの方が紫色のワタアメみたいで ある意味気合いが入っている。

んっ?待てよ 気合い?
僕は疑問を解決するためにおばちゃんに一つ質問をした
「おばちゃん 気合い入っとるってコレの事?」僕は額のバットマンのマークを指差した
「うちの子もそんな頭して 短い制服着て学校言っとったわ」
懐かしそうにオバハンは言った。
多分 オバハンの息子は昭和のヤンキーで短ラン ボンタン 荒れた高校生活をおくっていたのだろう
そして僕のバットマンのマークを
剃り込みと勘違いしている,,,,,,

「鬼ゾリじゃねーよ! 量産型ヤンキーの養殖物じゃねーよ! こちとら天然物なんだよ! 不良息子とダブらせて懐かしんでんじゃねーよ!」もちろん口には出さなかった。オバハンが怒りだし 不良配偶者が駐車場の車にスタンバイしているかも知れないからだ
一応 褒めてもらっている「ありがとう」僕は言った。

ハゲは恐ろしい 時にはビーバップハイスクール息子とダブらせて懐かしがられたりする。
好青年の僕を昭和のヤンキーともみせる ハゲは悲しい。

そして僕は似合う髪型を探さずに 似合う帽子を探しだした。

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